本当の友達とは何かと思う。
いつも親身に話を聞いてくれることだろうか、
耳の痛いことを率直に伝えてくれる人だろうか、
あるいは常にOKと言い合える関係だろうか。
犬猿の仲、水と油というから、親和性は大きく影響するのかもしれない。
自民党政調会長が、ロシアによる入国制限に対して「招かれても行かんわい!」とツイートした。
本当の友達はこういう反応的な態度は取らないと思いたいけれど、
じゃあ本当の友達たる努力をしてきたのかというと、
それはお互いどこかの時点でプツッと終わってしまっていたのかもしれない。
思えば日露戦争の際、乃木大将とステッセル将軍のエピソードは今日に何をもたらすのだろうか。
お互いを尊敬・尊重し合う精神と配慮、そしてそれに基づく態度は、もはや勝ち負けを超えたところにある。
だからこそ、美談として今に語り継がれているのだろうと思う。
日本の本当の友達はどこ(国)だろう?
そういう相手と、そうである努力を続けているだろうか?
翻ってこれは自分自身に向けた問いでもある。
それは外交努力に他ならないし、
その努力の向き先はもちろん、わたしたちの願う“平和”なのだ。