ビジョンとリーダーシップ

基本的に発信はfacebookなので、こちらのブログは久しぶりになってしまいました。

facebookにUPした内容をできる限りこちらにも載せるようにしていきたいと思います。

 

 

テレビ番組の放映を決めるのは何か?当然、視聴者からの「イイネ!」である。

某有名歌手とコラボした安倍首相の動画にも、同じように35万を超える「イイネ!」が付いたそうだ。

何よりそれを官房長官が誇らしげに言うのだから驚く。

 

2月に始まった近現代史編はここへきて平成に入り、佳境を迎えようとしている。

我々はかつて、国のトップをどのように選んできたのか、現代に近づくほど学ぶとわかることがたくさんある(リーダーシップの学びにもなります)。

 

小泉純一郎を筆頭として、多くの高支持率だった首相は日本人の目にどのように映ったか?

「強いリーダー」、そして同時にもう一つ「わかりやすい施策」である。

つまり、「私を選んでくれたらこれをする」という発信力が目立つと大勝するらしいまあ、あとは親の七光りとかもあるけど)。

大衆はそれに対して「イイネ!」だったのだ。テレビの視聴率と同じである。

 

翻って、リーダーシップといえば、トヨタの豊田社長の発信が最近とても魅力的だ。

では豊田社長の強みは"強い"リーダーシップだろうか?

もちろんそういう見方もできるかもしれない。

 

しかしわたしには、豊田社長の発する〈ビジョン〉に淀みない輝きを感じている。

 

彼は粘り強く、手を替え品を替え言葉を替え自身の在り方を替えながら、

様々な方法で社員一人ひとりに〈ビジョン〉を落とし込んでいる。

一人一人に埋め込まれた〈ビジョン〉は、やがて一つ一つの選択、行動につながっていく。

一人の強いリーダーシップがなくとも、共通の〈ビジョン〉を持つことでチームは強くなる。

いや、社会にも〈ビジョン〉を見せて支持を仰いでいる。

これからのトヨタは見ものである。

 

そう、これからを作るのは、もはや強い一人のリーダーではない。

共通に腹落ちした〈ビジョン〉である。

大衆の「イイネ!」は、〈ビジョン〉を持ち合わせない。

だからこそ、政治が大衆の「イイネ!」に扇動されるのは危険なのだ。

大衆はどうせ、目の前の心地よさに甘んじて「イイネ!」してしまうのだから。

 

さて、ここからは営業。

貴社/貴部門には明確なビジョンがありますか?社員にちゃんと浸透していますか?

ビジョン策定、ビジョン浸透をお手伝いします。

 

ひとみコーチングオフィス

Hitomicoachingofficegmail.com

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今、我々ができる3つのこと ~自動車4団体合同会見 豊田会長メッセージ