チームのちから

わたしのドンピシャのテーマ。
海の近くに住み、ご夫婦でwebクリエイティブのお仕事をされている、YUKAFUMIさんにお話を伺いに行ってきました。(写真はFUMIさんが撮ってくださいました)

今日はお二人の話から、チームについて語ります。

仕事の中で意見の対立がないのかと伺ったとき。面白いなあと思ったのですが、この依頼は断ろうと思った場面こそ、相方は意外とそう思っていないらしいのです。

片方は、もう無理と思う一方、もう一人が、イヤイヤまだまだと食いついていく。無理と思っていた方は、相方がそう言うなら、と踏ん張る。すると、新しい道が拓ける。

おもえば、わたしがパートナー同士のコーチングで関わらせていただいているときにも、実際そのようなことが起きます。一人が関係なり仕事なりとりあえず何かを諦めようとする。もう一方が、イヤイヤまだまだと食いつく。そして、お互いに影響しあって新しい第三の何かが生まれます。第三の何かはそれぞれですが、関係とか仕事を終わりにする、ではないまったく違う結論であり、かつお二人とも腹落ちした何かなのですね。面白いですね。


さて、いずれのシーンも片方がお手上げだったり諦めていたりするところが共通していますが、結果的にもう片方(相方)の諦めないないで食いつく方の結論に近づきます(一例なので必ずしもこうなるわけではないのですが)。ではそこには何があるのでしょう?


ズバリ、わたしは、「関係を続けたい」というニーズだと思うのです。取引先との関係だったり、夫婦の関係だったり。その人の中で過去の経験とか培われた常識とかからきっと「無理」という判断がなされて、けれど本当は、本心は、本音は、きっと1%でも「諦めたくない」という気持ちを持っているから、その1%が相方の反応に刺激を受けるのではないかと思うのです。


特にご家族、カップルやご夫婦の場合、ともすればこころ全部丸裸になってぜぇんぶ見せ合っているからこそ、傷つくのが怖くて、もうこれ以上傷つきたくなくて相手から逃げたくなることってよくあると思います。当然の反応です。それでも私が信じているのは、人は潜在的に繋がりたいニーズがあって、その関係には心地いい居場所があるということ。


今日は漢方薬の話ではなかったですね。わたしの熱のあるところを書きました。


事業への思いが伝わるホームページを作ってくれるYUKAFUMIさん、ありがとうございました。


<リーダーのための歴史教室、開講中。命かけて書いてます>
教養の歴史(知識)がわかります。
そして、あなたはリーダーとして歴史から何を学びますか?と問うています。