会社の痛み?漢方の視点から

「血の通った」という表現がありますね。人間味のある、人情的という意味で使います。さて、では人間味とは何でしょう?不思議な言葉です。

漢方では「血」のことを「ケツ」と呼びます。
血(ケツ)・・・「身体に必要な、赤い色の栄養成分」

上の言葉は血が通うのが人間であるということですし、漢方でもこの「ケツ(血)」が身体中を巡るというのは必須要件ですが、色々なきっかけで巡りが悪くなったり、そもそも十分に巡らせられるだけの量がなかったりすると不調が症状として現れてきます。そのうちの一つが今回のテーマである痛み。①「不通即痛」②「不栄即痛」のどちらかが原因と考えられています。

① 不通即痛・・・通らざれば即ち痛む(通らない=巡らないと痛みますよ〜)
② 不栄即痛・・・栄ざれば則ち痛む(栄えていない=足りていないと痛みますよ〜)


さて、これ会社組織に当てはめてみましょう。
貴社における「血(ケツ)」は何ですか?
仮にコミュニケーションとしてみると、面白いですね。コミュニケーションが通らないと、会社の中に痛みが生じます。コミュニケーションが足りなければそれはそれで痛みが生じます。痛みというと難しいのですが、不調と考えるとわかりやすいでしょうか。

不調や痛みがどのような形で組織の中に現れるかというのは、その組織の独自性が出るところですので一概に言えませんが、例えば、、、
・信頼関係の欠如
・モチベーションや士気が低い
・離職率が高い
などなど。
ですが、一つ言えることは痛みのない会社組織などありません。

もしその痛みが会社としてのアウトプットに対してマイナス要因になっているのであれば、何か対策する必要があると思います。人の体であれば漢方薬をオススメしますが、会社組織の場合にはやはりシステムコーチング®️がベストだと思います。どちらも体質改善に効果的です。当方にご相談くださいね。

まず貴社の中にはどんな痛みがありますか?「血(ケツ)」は何でしょうか。痛みを無視するのか無かったことにするのか、あるいは向き合うのか?変化のこの時代、その姿勢一つで会社組織の将来はがらっと変わるのだろうと思います。